初めての出産から考えると育児経験も26年を超え、周りの環境(政策的なものや、世論的なものなど)における育児の変遷を思い起こすことがあると同時に、環境に依らない自分の中の変化もさまざま感じることがあります。
最近一番下の子どもが小学校4年生に上がり、発達心理などでもよく言われる”9歳の壁”の時期がやって来ました。
上の子たちの頃も小学校3〜4年のこの時期にこれは変わり目だとすごく感じたことを覚えていますが、今回もじわじわと感じています。
9歳の壁とは、ざっくり言うと心的離乳の時期ですね。親に依存していた体も気持ちも少しづつ自立に向かい始める大きな第一歩と言う感じです。
(それまでの小さな子特有の万能感や親御さんとの一体感、主観的な自己認識によって支えられていた、「自分は何でもできる!」と言うものがこの頃からぐらついて、客観的な自己理解や他者比較が始まっていくので、自信を失いやすい時期とも言われます)
それに伴って1番下の子は私自身”最後の育児感”が強いので、ああこれでだいぶ軽くなる・・・と言う予感もあります。
子どものエネルギーは、個人差はありますがおよそ8〜9歳ごろまで親のオーラの中に重なるように色濃く存在していると言われます。この頃まではまだ子どもも親も一心同体感があるのですが、この年齢以降ははっきりとエネルギーも分離されていきます。
私の場合、子ども達の存在は物理的現実と自分を繋ぐ最も大きなものなので、この分離によって上との繋がりの許可度合いが大きくなったのを感じていて、開放感とともに、まだまだ社会的な生活を送っていく必要があるのに大丈夫か自分・・・と言う少しの懸念を持ったりしています。
社会で人間として生きていくにはやはり人間らしさは必要です。。。
昨年の9月にレベル3の資格を持つQHHTのプラクティショナーの方のセッションを受けてきたのですが、終了後プラクティショナーの方からの第一声が『最初からぶっ飛んでましたねえ〜』と笑われまして、やっぱりそもそもはそうなのよねえと再確認したところです。
9歳になったとは言え、子育てはもちろんまだしばらく続きますので、気を引き締めて人間生活を送らねばと思っているところです。
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